弾性ストッキングの繊維と生地の特徴

●弾性糸

弾性ストッキングは圧迫圧を生み出すために弾性糸を使用します。 弾性糸は天然素材の生ゴム、合成繊維では主にポリウレタンを原料としています。
弾性糸はそのままの糸(ベア糸)で使用する場合と 上にナイロン糸や綿糸などを巻いたカバリング糸を使用する場合とがあり、 カバリング糸には一重に巻かれたもの(シングルカバリング糸)、 二重に巻かれたもの(ダブルカバリング糸)に分かれます。

ゴム糸・ポリウレタンの弾性糸のどちらも傷つくと裂けやすいので、 綿糸やナイロン糸などを巻いたカバリング糸の方が、 製品着圧の耐久性を維持するうえで効果的です。

●生地

織物に比べて伸縮性があるため、医療用弾性ストッキングはすべて編物の構造になっています。
編物は経編みと緯編みに大別され、ストッキングは緯編みの中の丸編み機や横編み機が使用されます。

医療用弾性ストッキングは、ゴム糸やポリウレタン弾性糸をインレイ(挿入編み)することで 安定した圧迫圧を出すことができます。

インレイは圧迫圧を出すための弾性糸を編み目の間に挿入していく方法です。 図のように丸編みでは連続的に挿入され、現在の平編みでは往復して一段ごとに上がります。 インレイした弾性糸が生み出す圧迫圧は円周の中心に向かって働きます。

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