ストッキングの必要性

●弾性ストッキングとは

弾性ストッキングとは、普通のストッキングとは違い、 足を圧迫するための特殊な編み方でつくられた医療用ストッキングです。
下肢静脈の血液還流を促進する働きがあり、静脈瘤やリンパ浮腫の治療の際などに使用されています。

●このような人に弾性ストッキングはお勧めします

「むくみ」で困る方はたくさんいらっしゃいます。ただ一言で「むくみ」と言っても、いろいろな原因があります。膝から下に「むくみ」が強い方は、内科や血管外科などの病院で一度全身的な病気がないかどうか確認してもらってください。
全身的な病気があれば、まずその病気の治療を受けてください。
心臓や腎臓などの病気がない方は、弾性ストッキングの着用をお勧めします。
とくに、がんの手術などでリンパ液の流れが悪くなってむくんだリンパ浮腫という病気は、圧迫が必ず必要です。
静脈の病気(静脈瘤や静脈血栓症など)でも弾性ストッキングでの圧迫が有効ですが、静脈瘤は手術治療が基本ですので、重症な静脈瘤なのに弾性ストッキングだけで様子を見ることは避けた方が良いでしょう。

●弾性ストッキングアイテム選定のアドバイス

弾性ストッキングには、ハイソックスや脚の付け根までのロングストッキング、パンティーストッキングなどのタイプがあります。脚の全体を確認して、どの部分に「むくみ」が強く、どこを改善させたいかによって、どのタイプの弾性ストッキングを使用するかを決定します。膝から下だけの場合は、ハイソックスを使用しますが、膝関節付近で食い込まないように着用してください。太ももまでむくんでいれば、ロングタイプやパンストタイプを使用しますが、ロングタイプは脚の付け根が食い込みやすいため、もし食い込むようならパンストタイプを使用してください。サイズもSSから4Lまでありますが、足首の太さが基準です。初めて履く方は大きめのサイズから始めて見てください。

●なぜストッキングを履く必要があるのか

「むくみ」は、何らかの原因で血管の中から皮下組織に過剰な水分が漏れ出した状態です。また一旦漏れだした水分は、重力によって脚の先まで移動してしまいます。
弾性ストッキングは、皮膚の表面から脚を圧迫することで、血管も圧迫することになるため、水分の漏れ出しを減少させることができます。また弾性ストッキングは足首付近の圧迫力が強い構造になっているため、重力で下方に水分が移動することを防ぎます。またふくらはぎの筋肉を圧迫することで静脈の働きが活発になるため、弾性ストッキングを着用することはむくみの改善に重要です。
ただし、糖尿病で足の血行障害がある方や、動脈硬化で足先の血流が低下している方は、弾性ストッキングによる圧迫が悪影響することがありますので、主治医の先生にご相談ください。

「むくみ」の治療に弾性ストッキングによる圧迫療法は欠かせません。しかしドラッグストアなどで販売されている製品は、サイズやタイプが限定されてしまいます。また、外国の製品は、高価になります。その点メディックスの弾性ストッキングは、サイズや種類も多く安価なため、私が「むくみ」で診察した多くの患者様に着用してもらっています。むくみが強いリンパ浮腫には、オーダーメイドも対応されていますので、「むくみ」で悩んでいる方は、一度着用されてみてはいかがでしょう。

医療法人 リムズ徳島クリニック
小川佳宏

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